キャンプや登山で快適な睡眠を得るためには、スリーピングマットの選択が重要。
断熱性能を示す「R値」は、地面からの冷気を遮断し、体温を保持するための指標として注目されています。
本記事では、ホームセンターなどで手に入る銀マットのR値を実際に調査し、人気の高いサーマレスト「Zライトソル」とモザンビーク「アルミナムフォーム」の特徴や違いについても詳しく解説します。
- 銀マットのR値を調査
- サーマレスト「Zライトソル」の特徴
- モザンビーク「アルミナムフォーム」の特徴
- サーマレストとモザンビークの比較
- 「クローズドセルマットを重ねる」のもアリ!
- 必用なR値は季節や場所で変わる
- 今注目の「モザンビーク」って実際どう?
- まとめ
参考リンク
銀マットのR値を調査
「ホームセンターなどで販売されている厚さ5~10mm程度の銀マットは、手頃な価格で入手できるため、多くのキャンパーに利用されています」
断熱性能を示すR値は、0.25~0.5程度とされています。
地面からの冷気を十分に遮断するには不十分であり、寒冷地や冬キャンプでは、地面から冷気を感じてしまいます。
「銀マットだけを使う場合、暖かい季節や短い時間だけにした方が良いでしょう」
寒い場所では、もっと暖かい高性能なマットと組み合わせて使うのがおすすめ。
我が家は、銀マット+WAQインフレータブル式マットを使用。
関連リンク
「WAQのインフレータブルマットは、圧倒的な人気を誇るベストセラー商品。
累計販売数18万5千個以上売れているインフレーターマット。
「我が家では、クッション性を高めるためにラグの下に銀マットを敷いています」
硬い地面の上にラグだけだと快適さに欠けるため、銀マットを下に敷くことでクッション性が向上します。
床からの冷気も遮断できるメリットもあります。
【実際に調べた】キャンプ用ラグおすすめ|厚手・おしゃれ・大型サイズ
「銀マットは8cmの厚さが標準ですが、より心地よい空間にするなら15cmがおすすめ」
我が家では、ユーザーの銀マットを愛用しています。
サーマレスト「Zライトソル」の特徴
「サーマレストの「Zライトソル」は、キャンパーや登山者に人気の高いクローズドセルマット」
その主な特徴は以下の通り。
サーマレスト「Zライトソル」スペック | |
---|---|
R値 | 2.0 |
厚さ | 2cm |
重量 | 410g |
サイズ | 51×183cm(使用時)、51×13×14cm(収納時) |
材質 | 軽量EVAフォーム |
価格 | 約9,020円(税込) |
「Zライトソルの最大の特徴は、片面に施されたアルミ蒸着加工」
蒸着加工により、寒い時期にはアルミ面を上にして体温を反射し、暖かさを保つことができます。
逆に暑い時期にはアルミ面を下にして地面からの熱を遮断することが可能。
「蛇腹状に折りたたむことができ、設営や撤収が非常に簡単で、耐久性にも優れています」
欠点として幅が51cmとやや狭いため、体格の大きな方には窮屈に感じられるかもしれません。
モザンビーク「アルミナムフォーム」の特徴
「モザンビークの「アルミナムフォーム」は、サーマレストのZライトソルとよく比較されるクローズドセルマット。
その主な特徴は以下の通り。
モザンビーク「アルミナムフォーム」スペック | |
---|---|
R値 | 1.8 |
厚さ | 2cm |
重量 | 495g |
サイズ | 56×183cm(使用時)、56×13×12cm(収納時) |
材質 | XPEフォーム |
価格 | 約4,980円(税込) |
「モザンビークの「アルミナムフォーム」は、R値が1.8とまずまずの断熱性能を持っており、春〜秋のキャンプや少し肌寒い時期にも十分使用できます」
寒冷地や冬キャンプには少し物足りないかもしれませんが、2枚重ねにすることで断熱力を補うことも可能。
【実際に調べた】モザンビークマットの使い方・評価・口コミを紹介
「マットの幅は56cmと広めに設計されており、体格の大きな方でもゆったりと使える点が魅力」
材質にはやや硬めのXPEフォームが使われていて、地面の凹凸を感じにくく、安定した寝心地をサポートしてくれます。
「価格も手頃で、初めてのマット選びにもおすすめ」
専用の収納袋が付属しており、持ち運びや収納もラクラク。
コストパフォーマンスの高いマットを探している方には、ぜひチェックしてほしい一枚。
サーマレストとモザンビークの比較
特徴 | サーマレスト Zライトソル | モザンビーク アルミナムフォーム |
---|---|---|
R値 | 2.0 | 1.8 |
幅 | 51cm | 56cm |
重量 | 410g | 495g |
材質 | 軽量EVAフォーム | XPEフォーム |
価格 | 約9,020円(税込) | 約4,980円(税込) |
収納サイズ | 51×13×14cm | 56×13×12cm |
クッション性 | 柔らかめ | 硬め |
耐久性 | 高い | 高い |
収納袋 | なし | あり |
「この比較から、コスパよく広めの寝心地を求める方にはモザンビークのアルミナムフォーム」
「軽量性や柔らかい寝心地を重視する方にはサーマレストのZライトソルがおすすめ」
「クローズドセルマットを重ねる」のもアリ!
「クローズドセルマット単体で見るとR値が低く、冬のキャンプには向かないという印象ですが、重ねて敷くことで、断熱性を向上させることができます」
モザンビークのアルミナムフォーム(R値1.8)を重ねて使えば、合計R値は3.6の断熱性が得られます。
単体では寒くて眠れなかったような環境でも、体温をしっかりキープすることが可能になります。
「2枚重ねという方法は、寒さ対策だけでなく、地面のゴツゴツ感の緩和にも効果的」
荷物に余裕があるなら、冬場や標高の高い場所では積極的に取り入れたいテクニック。
必用なR値は季節や場所で変わる
「マットのR値は高ければ高いほど安心ですが、実際には「どこで」「いつ」使うかによって、必要な数値が変わってきます」
以下に、季節別の目安をわかりやすくまとめてみました。
使用シーズン | 目安となるR値 | 推奨されるマット構成例 |
---|---|---|
春〜秋の平地 | R値1.5〜2.0 | Zライトソル、モザンビーク単体など |
春〜秋の高地 | R値2.0〜3.0 | モザンビーク2枚重ね |
冬のキャンプ(雪中含む) | R値3.0以上 | 銀マットorインフレータブルマット併用 |
「キャンプに出かける場所の気温や標高、地面の状態などを考慮して、自分に必要なR値を見極めることが快眠への第一歩」
秋の終わりから冬のはじめにかけては、日中暖かくても夜は一気に冷え込むことがあるので、「まだ大丈夫」と油断せず、少し余裕を持ったR値のマットを選ぶようにしましょう。
今注目の「モザンビーク」って実際どう?
「サーマレストに比べて価格が抑えめなこともあり、注目を集めているのがモザンビークのアルミナムフォーム」
R値1.8というまずまずの断熱性能を持っており、体格が大きな人でも安心して使える幅広設計。
「収納袋付きで持ち運びもスマート」
この内容で4,000円台という価格は、コスパ抜群と言って良いでしょう。
「口コミを見ても「思ったより硬めだけど、そのぶん地面の凹凸が気にならない」「寒さをしっかりカットしてくれる」という声が多く、初心者からベテランまで支持されています」
「モザンビークのアルミナフォームの最大の特長は、長年も使える優れた耐久性」
実際に手に取ってみると、その厚みとしっかりとした作りから高品質であることが実感できます。
「モザンビークのアルミナフォームの口コミと評判は、下記のような感じ」
まとめ
この記事では、実際に調査した銀マットのR値、そして人気のサーマレストZライトソルやモザンビークアルミナムフォームの性能について、詳しく紹介してきました。
ここまでのポイントをもう一度整理すると…
✅銀マットのR値は 0.25〜0.5 程度で、単体では断熱性が低い。
✅Zライトソル(R値2.0) は軽量で扱いやすく、3シーズンに最適。
✅モザンビーク(R値1.8) は高性能でコスパが高く、重ねれば冬でも安心。
✅マットは「重ね使い」することで、断熱性も寝心地も大きくアップ。
✅使用する場所・季節に応じた R値の選定がとても重要。
✅銀マットはサブ的な役割でまだまだ活躍できる。
キャンプの快適さは、寝床の質で大きく変わります。寒さで震えて夜を過ごすより、しっかりとしたマット選びで、ポカポカの睡眠を手に入れてくださいね。
「寝るだけのマット」ではなく、「快適さを支えるベース」として、ぜひR値を意識したマット選びを!
以上、「【実際に調べた】銀マットのR値は?サーマレストvsモザンビークも比較」でした。
Q:銀マットのR値ってどれくらいあるの?
A:ホームセンターなどで手に入る厚さ5〜10mm程度の銀マットのR値は、おおよそ0.25〜0.5程度とされています。これは断熱性能としてはかなり低めで、地面からの冷気をしっかり遮断するには不十分です。
Q:じゃあ銀マットって意味ないの?
A:そんなことはありません。銀マットは軽くて持ち運びがしやすく、価格も手頃なので、暖かい季節や短時間の利用ではとても便利です。また、ラグやマットの下に敷いてクッション性を高める目的で使うのもおすすめですよ。
Q:寒い時期のキャンプではどうしたらいい?
A:寒冷地や冬のキャンプでは、銀マットだけで寝るのは正直キツいです。そのため、インフレータブルマットや断熱性能の高いクローズドセルマットと組み合わせて使うのが安心です。
たとえば我が家では、「WAQのインフレータブル式マット」と銀マットを組み合わせています。銀マットを下に敷くことで、冷気を遮断しながらクッション性もアップして、快適に過ごせています。
Q:クローズドセルマットってなに?
A:クローズドセルマットは、折りたたんで使えるタイプの断熱マットで、しっかりした厚みと断熱性が魅力です。
・サーマレスト「Zライトソル」 → R値2.0、軽量で登山者にも人気
・モザンビーク「アルミナムフォーム」 → R値1.8、幅広設計で寝やすい
どちらも寒い季節に心強いアイテムで、R値が銀マットの4〜8倍あるため、冷え込みにも対応しやすいです。
Q:R値ってどのくらい必要なの?
A:必要なR値は、季節やキャンプ地の標高・気温によって変わります。目安としては以下のようになります。
・春〜秋の平地 → R値1.5〜2.0
・春〜秋の高地 → R値2.0〜3.0
・冬キャンプ → R値3.0以上
たとえば、モザンビークのマットを2枚重ねるとR値3.6となり、冬のキャンプでも使える断熱力になります。
Q:銀マットは最終的にどう使えばいい?
A:銀マットは、「断熱性は弱いけど補助的な役割として優秀」というのが結論です。単体で使うよりも、ほかのマットと組み合わせることで効果を発揮します。
・ラグの下に敷いてクッション性アップ
・断熱マットの下に敷いて冷気をさらに遮断
・テント内の保温&荷物置きスペースに活用
このように、寒さ対策や快適性の底上げにぴったりなサブアイテムとして、銀マットは1枚あると何かと役立つ存在です。
Q:冬キャンプに銀マットって使えるの?
A:単体で使うには断熱性能が足りません。銀マットのR値は0.25〜0.5程度と低いため、冬キャンプで単独使用するのはおすすめできません。ただし、断熱マットやエアマットと組み合わせて使えば、冷気を遮断するサポート役としては十分機能します。たとえば銀マットを下に敷くことで、冷気の侵入を防ぎつつ、クッション性も向上します。
Q:Zライトソルの評判って実際どう?
A:Zライトソルは登山者・キャンパーの間で非常に高評価です。**「軽くて持ち運びやすい」「設営・撤収がラク」「アルミ面でしっかり温かい」**などの声が多く見られます。一方で「幅が狭い(51cm)」「柔らかいぶん地面の硬さを感じやすい」という指摘もあります。体格が大きい人や硬めの寝心地が好みの人は注意が必要です。
Q:クローズドセルマットって何を選べばいいの?
A:人気のあるクローズドセルマットとしては、Zライトソル(Therm-a-Rest)とモザンビーク アルミナムフォームがよく比較されます。どちらも折りたたみ式で耐久性が高く、断熱性もそこそこ。
項目 | Zライトソル | モザンビーク アルミナムフォーム |
---|---|---|
R値 | 2.0 | 1.8 |
重量 | 410g | 495g |
幅 | 51cm | 56cm |
クッション性 | 柔らかめ | やや硬め |
価格 | 約9,000円 | 約5,000円 |
軽量・登山向けならZライトソル、コスパと寝心地重視ならモザンビークがおすすめです。
Q:モザンビークのマット、口コミではどう評価されてる?
A:口コミでは「価格のわりに高性能」「収納袋が便利」「銀マットより暖かく、寝心地がよい」という声が多く、特に初心者やファミリーキャンパーからの評価が高いです。
一部のレビューでは「やや硬めだが地面の凹凸が気にならない」「冬以外はこれ1枚で十分」という意見もあり、3シーズンでの使い勝手に満足している人が多い印象です。車移動のキャンプでは特に活躍しているようです。
製品名 | R値 | 厚さ | 重量 | サイズ(使用時) | 材質 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
銀マット(ホームセンター品) | 0.25〜0.5 | 5〜10mm | 記載なし | 記載なし | 発泡ポリエチレン等 | 安価 | 価格重視、軽量。春夏限定利用推奨 |
WAQインフレータブルマット | 非公開(高断熱) | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 高密度ウレタン | 記載なし | 高評価のベストセラー、快適性重視 |
サーマレスト Zライトソル | 2.0 | 2cm | 410g | 51×183cm | 軽量EVAフォーム | 約9,020円 | 軽量・蛇腹折り畳み・アルミ面で保温 |
モザンビーク アルミナムフォーム | 1.8 | 2cm | 495g | 56×183cm | XPEフォーム | 約4,980円 | コスパ◎、広め設計、収納袋付き |