寒い季節になると、自然と恋しくなるのが石油ストーブの暖かさ。
エアコンの温風ももちろん快適ですが、石油ストーブのやわらかな暖かさには、また違った心地よさがあります。
灯油の香りとともに、ゆらゆらと揺れる炎を眺めていると、不思議と気持ちまでほぐれていくものです。
石油ストーブは、エアコンなどと比べて初期費用が安く、電気を使わないため災害時にも頼りになる存在。
我が家では冬キャンプのメイン暖房としても大活躍しており、設置してすぐ暖まる手軽さと、しっかりした暖房力に助けられています。
石油ストーブといっても種類はさまざま。
「とにかく暖かいものが欲しい」という方もいれば、「できるだけ燃費のいいモデルがいい」という方もいるでしょう。
今回は、実際に調べた情報と使ってみた感想をもとに、暖房性能・燃費・安全性・価格の4つのポイントから「コスパ最強の石油ストーブ」をご紹介します。
- 石油ストーブとは?コスパを考える前に知っておきたい基礎知識
- コスパの定義 ― 石油ストーブの場合
- 暖房性能で選ぶなら?コスパ最強の3機種
- コロナ対流型石油ストーブ
- トヨトミKS-67H
- 暖房性能で選ぶなら?アルパカストーブがコスパ最強
- 燃費で選ぶなら?コスパ最強はトヨトミレインボーストーブ
- バランス型で選ぶなら?コスパ最強はトヨトミKR-47A
- まとめ
参考リンク
石油ストーブとは?コスパを考える前に知っておきたい基礎知識
「石油ストーブは、灯油を燃料として使う暖房器具」
最大の魅力は、エアコンや床暖房などと比べて初期費用が安いこと。
電気を使わずに暖を取れるので、停電や災害時にも活躍できる心強い存在です。
「火を入れてから部屋が暖まるまでの時間も短く、炎のぬくもりがじんわり体に届く感覚は、電気暖房にはない魅力」
灯油のやわらかな匂いと、ゆらめく炎を眺めていると、寒い季節が楽しみになってきます。
「我が家では、キャンプのメイン暖房としてトヨトミレインボーストーブを愛用しています」
持ち運びやすく、幕内全体をふんわり暖めてくれます。
「キャンプだけでなく、自宅のリビングでもトヨトミレインボーストーブを使っています」
サイズ感も丁度よく、朝起きてすぐの冷え込んだ部屋も暖まります。
石油ストーブは、アウトドアはもちろん日常生活でも頼れる万能暖房。
「コスパを考えるときは、単に安いかどうかだけでなく、どれだけ暖房性能・燃費・安全性のバランスが取れているかを見ることが大切」
コスパの定義 ― 石油ストーブの場合
「コスパが高い!と聞くと、なんとなくお得というイメージが浮かびます」
実際には、コスパとは価格に対してどれだけ性能や品質が優れているかということを指します。
安いだけではダメで、「値段以上の価値を感じられるか」が大切。
石油ストーブの場合、コスパを考えるときのポイントは大きく4つあります。
📝暖房性能
✅短時間でしっかり部屋を暖められるか。寒い朝に火をつけて、すぐ暖かくなるかは大事。
📝燃費
✅少ない灯油で長く動いてくれるか。燃費が良ければ給油の回数が減り、灯油代も節約できます。
📝安全性
✅地震や強い衝撃を受けた際に、自動的に消火するか。 万が一ストーブが倒れても、灯油がこぼれにくい構造か。
📝価格
✅性能や機能を考えたときに、購入価格が納得できる範囲かどうか。安くても性能が物足りなければ長く使えませんし、高くても長持ちして燃費も良ければ結果的にお得になります。
「我が家で使っているトヨトミのレインボーストーブは、暖房性能も燃費も優秀で、デザインもおしゃれです」
見た目も機能も申し分なく、コストパフォーマンスの高いストーブ。
「石油ストーブのコスパを考えるときは、安いから買う!ではなく、長く使ったときの快適さや維持費まで含めてお得かどうかを判断すると失敗しません」
暖房性能で選ぶなら?コスパ最強の3機種
「石油ストーブの暖かさを知るには、暖房出力(kW)を見るのが一番確実」
暖房出力とは、ストーブが発する熱量をkW単位で表したもので、数字が大きいほど暖かくなります。
下記の数字を見ても、最強の暖かさは「コロナ対流型」と「トヨトミKS-67H」
機種名 | 暖房出力 |
---|---|
レインボーストーブ | 2.50kW |
グローストーブ | 2.54kW |
フジカハイペット | 2.56kW |
アルパカストーブ | 3.0kW |
パセコストーブ | 3.0kW |
コロナ小型対流形 | 3.19kW |
トヨトミKR-47A | 4.7kW |
コロナ対流型 | 6.59kW |
トヨトミKS-67H | 6.66kW |
コロナ対流型石油ストーブ
コスパ最強:★★★★☆
(部屋全体をしっかり包み込む王道の暖房力)
こんな人におすすめ:
✅とにかく広い空間を素早く暖めたい人
✅シンプルで壊れにくいストーブを探している人
✅冬キャンプでも家庭用でもパワー重視な人
「コロナ対流型石油ストーブは、数ある石油ストーブの中でも最強の暖かさと評されるモデル」
トヨトミレインボーストーブ(2.50kW)と比べて、倍以上の暖房出力(6.59kW)があります。
「360度に熱を放出する仕組みで、20畳の部屋でも余裕で暖まります」
部屋の中心に置けば対流が起こり、空間全体が均一に暖まります。
木造住宅はもちろん、大型テントでも十分な暖房効果を発揮。
📝実際の使用例
⭕我が家はノルディスクのアルフェイム19.6で真冬キャンプに使用していますが、幕内全体がぽっかぽかになります。
スペック
暖房出力:6.59kW
タンク容量:7L
連続燃焼時間:10.9時間
サイズ:高さ598×幅460×奥行460mm
「コロナ対流型石油ストーブの口コミと評判は、下記のような感じ」
トヨトミKS-67H
コスパ最強:★★★★☆
(真冬でも頼れる、力強い暖かさと頼もしさ)
こんな人におすすめ:
✅外気温が氷点下でも快適に過ごしたい人
✅大型テントや広いリビングで使いたい人
✅長年使える頑丈なストーブを求めている人
「暖房出力6.66kWの高出力モデルで、木造17畳、コンクリート24畳に対応」
遠赤外線を利用し、部屋全体をムラなく暖められます。
レトロかつモダンなデザインで、ブラックやホワイトなどカラバリも豊富。
スペック
暖房出力:6.66kW
タンク容量:6.3L
連続燃焼時間:9.7時間
サイズ:高さ583×幅482×奥行482mm
「トヨトミKS-67Hの口コミと評判は、下記のような感じ」
暖房性能で選ぶなら?アルパカストーブがコスパ最強
コスパ最強:★★★★☆
(海外メーカー唯一のPSC法&JHIA認証取得モデル)
こんな人におすすめ:
✅安全性と暖房力を両立したストーブを探している人
✅冬キャンプと家庭用の両方で使いたい人
✅コンパクトで持ち運びやすいモデルを求めている人
「アルパカストーブは、海外メーカーとして唯一、日本のPSC法に適合し、さらにJHIA(日本燃焼機器検査協会)の厳しい安全試験をすべてクリアした石油ストーブ」
地震や強い衝撃時には、対震自動消火装置が瞬時に作動し、万一の火災リスクを大幅に低減します。
JIS規格に準拠した安全機能を備えているため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心。
「高さ42cm・幅35cmと小柄ながら暖房出力3.0kWを誇り、キャンプのテントから自宅リビングまで幅広く活躍」
コンパクトで持ち運びやすい設計なので、冬キャンプでも室内でもストレスなく使えます。
スペック
暖房出力:3.0kW
タンク容量:3.7L
連続燃焼時間:10時間
サイズ:高さ420×幅350×奥行350mm
「アルパカストーブの口コミと評判は、下記のような感じ」
燃費で選ぶなら?コスパ最強はトヨトミレインボーストーブ
コスパ最強:★★★★★
(広い幕内もふんわり包み込むような暖かさ)
こんな人におすすめ:
✅長時間つけっぱなしでも灯油代を抑えたい人
✅炎の色や雰囲気も楽しみたい人
✅キャンプと自宅の両方で使いたい人
「長時間の使用で効いてくるのが燃費性能」
コンパクトサイズの人気モデルで比較しました。
機種名 | タンク容量 | 連続燃焼時間 |
---|---|---|
レインボーストーブ | 4.9L | 20時間 |
フジカハイペット | 3.6L | 10時間 |
パセコストーブ | 5.3L | 18時間 |
アルパカストーブ | 3.7L | 10時間 |
コロナ小型対流形 | 3.8L | 12.3時間 |
「結果は明らかで、トヨトミ レインボーストーブが燃費性能で圧勝」
弱火では最大40時間連続燃焼可能で、給油の手間も大幅に減らせます。
「トヨトミのレインボーストーブは、炎が7色に輝く特別な石油ストーブ」
ガラス部分に特殊なレインボー加工が施されており、燃焼中は40Wの明るさで柔らかく空間を照らしてくれます。
炎のゆらめきを眺めながら過ごす時間は、暖かさだけでなく心まで満たしてくれます。
「レインボーストーブが特に人気なのは、圧倒的な燃費の良さ」
タンクに灯油を満タン(4.9L)に入れ、最大出力で使っても約20時間連続で燃焼します。
弱火で使用すれば、最大40時間の連続運転が可能。
他の石油ストーブと比べてもトップクラスの燃費性能で、給油の回数が大幅に減り、手間も灯油代も節約できます。
「我が家でも、この燃費の良さと使い勝手の良さからレインボーストーブを選びました」
キャンプや自宅で長時間つけっぱなしにしても灯油の減りが遅く、給油回数を減らせます。
「暖房出力は2.50kwとコンパクトながら暖かく、サイズも高さ474.5×幅388×奥行388mmと取り回しやすいのも魅力」
アウトドアにも室内にも自然になじみます。
スペック
暖房出力:2.50kw
タンク容量:4.9L
連続燃焼時間:20時間
高さ474.5×幅388×奥行き388mm
「トヨトミレインボーストーブの口コミと評判は、下記のような感じ」
買って良かったです。
バランス型で選ぶなら?コスパ最強はトヨトミKR-47A
コスパ最強:★★★★★
(暖房力・燃費・デザインのバランスが絶妙)
こんな人におすすめ:
✅暖かさと燃費、見た目の全部を大事にしたい人
✅キャンプでも家でもスマートに使いたい人
✅スペックと価格のバランスを重視する人
「トヨトミKR-47Aは、暖房性能・燃焼時間・デザイン・消臭性能のバランスが非常に優れたモデル」
反射式と対流式、2つの燃焼方式を併せ持ち、遠赤外線で体の芯まで暖めます。
匂いの元を燃やし切る消臭機能はトヨトミ随一で、灯油臭が苦手な方にもおすすめ。
「レトロなランタン風デザインで、夜はオレンジ色に光り雰囲気も抜群」
スペック
暖房出力:4.7kW
タンク容量:7L
連続燃焼時間:15〜19時間
サイズ:高さ560×幅474×奥行474mm
「トヨトミKR-47Aの口コミと評判は、下記のような感じ」
まとめ
今回ご紹介したように、一口に石油ストーブといっても、暖房性能や燃費、デザインや価格まで、それぞれに違いがあります。
とにかく真冬でも部屋全体をしっかり暖めたいなら、コロナ対流型やトヨトミKS-67Hのような高出力モデルが心強い相棒になります。
燃費の良さを優先するなら、トヨトミ レインボーストーブが圧倒的。
給油の回数も少なく、長時間の使用でも灯油代を抑えられます。
安全性とコンパクトさを両立したモデルを探しているなら、アルパカストーブもおすすめです。
海外メーカーでありながら日本のPSC法やJHIAの安全試験に合格しており、対震自動消火装置も搭載。
小柄ながら3.0kWの暖房出力を備え、冬キャンプから自宅リビングまで幅広く活躍します。
暖房力・燃費・見た目・消臭機能など、すべてのバランスを取りたいなら、トヨトミKR-47Aがおすすめです。
どのモデルにも共通して言えるのは、石油ストーブは電気に頼らず暖を取れるため、普段使いはもちろん、災害時や冬キャンプでも頼りになるということ。
数字やスペックはもちろん大切ですが、実際に使う場面や好みも含めて、自分にぴったりの一台を選ぶことが、長く愛用できる秘訣です。
お気に入りの石油ストーブが見つかれば、この冬はきっと、今まで以上にあたたかく、心まで満たされる時間を過ごせるはずです。
以上、「【実際に調べた】石油ストーブでコスパ最強はこれ!比較した結果」でした。
Q. 石油ストーブでコスパ最強といえるモデルはどれですか?
A. 石油ストーブでコスパ最強といえるのは、用途によって変わります。広い部屋を一気に暖めたいなら「コロナ対流型」や「トヨトミKS-67H」、燃費を重視するなら「トヨトミレインボーストーブ」、安全性とコンパクトさなら「アルパカストーブ」、バランス型なら「トヨトミKR-47A」がおすすめです。
Q. 石油ストーブはエアコンよりもコスパがいいのですか?
A. 石油ストーブは初期費用が安く、電気を使わないためランニングコストや災害時の安心感で優れています。エアコンは広範囲の温度調整が得意ですが、石油ストーブは即暖性と体感的な暖かさが魅力です。
Q. 石油ストーブで燃費が良いコスパ最強モデルは?
A. 燃費重視なら「トヨトミレインボーストーブ」がコスパ最強です。弱火で最大40時間連続運転でき、給油回数も減らせて灯油代を節約できます。
Q. 石油ストーブをキャンプに持っていくならどれがコスパ最強?
A. 冬キャンプでのコスパ最強は「アルパカストーブ」や「フジカハイペット」です。コンパクトで持ち運びやすく、テント全体をしっかり暖められます。
Q. 石油ストーブは安全性に不安はありませんか?
A. 現在販売されている石油ストーブは、対震自動消火装置など安全機能が搭載されています。特に「アルパカストーブ」はPSC法とJHIA認証を取得しており、安全性でもコスパ最強モデルといえます。
Q. 石油ストーブで部屋がすぐ暖まるおすすめは?
A. 「コロナ対流型石油ストーブ」や「トヨトミKS-67H」は、6.5kW前後の高出力で広いリビングも素早く暖められます。とにかく暖かさ重視の方にコスパ最強です。
Q. 石油ストーブはどれくらいの広さに対応できますか?
A. 機種によって異なりますが、小型モデルは木造7〜9畳程度、大型対流型なら木造17〜20畳以上にも対応可能です。購入前に暖房出力(kW)を確認するのがコツです。
Q. 石油ストーブの寿命はどのくらい?
A. 石油ストーブは適切に手入れすれば10年以上使えることも珍しくありません。芯の交換や定期的な掃除を行えば、長くコスパ良く使えます。
Q. 石油ストーブは災害時にも使えますか?
A. はい、電気を使わない石油ストーブは停電時にも活躍します。災害時の暖房手段として備えておくと安心です。
Q. 石油ストーブでお湯を沸かせるって本当ですか?
A. 多くの石油ストーブは上部が熱くなるため、やかんを置いてお湯を沸かすことができます。暖房と加湿、さらに調理補助にもなるのでコスパ最強の使い方です。
Q. コスパを重視して石油ストーブを選ぶコツは?
A. 暖房性能、燃費、安全性、価格のバランスを見ることが大切です。安さだけで選ぶと灯油代や使い勝手で損をすることもあるため、長期的に考えるとコスパ最強の1台を選べます。
Q. 石油ストーブはマンションでも使えますか?
A. 換気に注意すればマンションでも使えます。ただし、使用時は必ず換気を行い、一酸化炭素中毒を防ぐために定期的に空気を入れ替えることが重要です。
Q. 石油ストーブの匂いが気になる人におすすめは?
A. 灯油の匂いが苦手な方には「トヨトミKR-47A」がおすすめです。匂いの元を燃やし切る消臭機能が搭載されており、快適に使えます。