
夏が近づいてくると、気になってくるのが「蚊」の存在。
寝ているときに「プ〜ン…」という音が聞こえると、それだけで眠れなくなってしまう…なんて経験がある方も多いはず。
そんなときに活躍するのが、昔ながらの蚊取り線香。
煙と香りで蚊を寄せ付けず、手軽に使えますが、実は室内で使う場合は注意が必要です。
今回は、「蚊取り線香を室内・部屋の中でたく時の危険性」について、分かりやすく、そして丁寧に解説していきます。
火災リスク、ペットへの影響などを含め、安全に使うためのポイントもご紹介しますので、これから蚊取り線香を使おうと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。
- 蚊取り線香を室内・部屋の中でたく時の危険性
- 換気不足で空気が悪くなる
- 思わぬ火災のリスクも
- ペットにとってのリスク
- 赤ちゃん・小さなお子様への影響
- 安全に蚊取り線香を使用するためのポイント
- 換気はこまめに!空気の入れ替えを忘れずに
- 安定した場所に置いて、倒れないようにする
- 使用中はできるだけそばにいる
- 子どもやペットの手の届かない場所に置く
- 室内におすすめの蚊取り線香
- フマキラー 虫よけアロマ線香
- ライオンケミカル 昔ながらの天然除虫菊蚊取り線香
- 安全に使うためのNG行動(室内で蚊取り線香を使うとき)
- まとめ


参考リンク
画像出典
Amazon、楽天
蚊取り線香を室内・部屋の中でたく時の危険性
換気不足で空気が悪くなる
「蚊取り線香をたいた時に出る煙には、蚊をやっつけるための殺虫成分が含まれています」
これ自体は人間には害がないように作られてはいるのですが、閉め切った室内で使うと、煙がどんどん部屋にたまっていってしまいます。

除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれているピレトリンという成分は、殺虫効果を持っています。そのピレトリンと、これに似た殺虫成分を化学的に合成したものを総称して“ピレスロイド”と呼んでいます。
「小さなお子さんや高齢の方、喘息やアレルギーを持っている方がいる場合は要注意」
目がしょぼしょぼしたり、喉がイガイガしたり、気分が悪くなってしまうこともあります。
「ちょっと煙たいな…」と感じたら、すぐに換気をしましょう。

蚊取り線香をお部屋などの室内で使用する際は、必ず窓を開け、風通しの良い状態にして風上に置いてお使い下さい。部屋を閉め切ると、煙がこもって目やのどに刺激を感じることがあります。
思わぬ火災のリスクも
「蚊取り線香は火を使って煙を出すため、取り扱いにはやはり注意が必要」
うっかり倒れてしまったり、近くに紙やカーテンなど燃えやすいものがあると、火が燃え移ってしまう可能性もゼロではありません。

「ベッドのそばに置いて寝てしまう!とか、留守中にたいて出かける!なんてことは、絶対にやめましょう」
「ちょっとの間なら…」が、大きな事故につながることもあります。

ペットにとってのリスク
「ピレスロイド系は、蚊取り線香でよく使われる殺虫成分の一種」
犬や猫には、害はないとされています。ただ、犬や猫などは人間よりも体が小さく、嗅覚もとても敏感。
そのため、長時間つけっぱなしにしたり、締め切って使うと、思った以上に負担になってしまうことがあります。

犬・猫・ハムスター・小鳥などのペットのいるお部屋でもご使用いただけます。
ただし、十分に換気して使用して下さい。
「ペットが線香にじゃれて倒してしまうことで、火災につながるおそれも」
ペットが近づけない場所で使うようにしましょう。

赤ちゃん・小さなお子様への影響
「赤ちゃんや小さなお子さんも、蚊取り線香の煙には注意が必要」
体が小さく、まだ免疫や呼吸器が未発達なため、大人よりも煙の影響を強く受けてしまいます。
蚊取り線香の煙は下にたまりやすいため、ハイハイする赤ちゃんが煙を直接吸い込んでしまうリスクもあります。
よちよち歩きの子どもが線香に触れてしまい、やけどをしてしまう事故も考えられます。

安全に蚊取り線香を使用するためのポイント
換気はこまめに!空気の入れ替えを忘れずに
「蚊取り線香を室内でたくときは、できるだけ窓を開けて空気を入れ替えましょう」
少し窓を開けるだけでも、煙がこもりにくくなり、においも軽減できます。
「蚊を逃がしたくないから締め切っておきたい」と思うかもしれませんが、締め切った空間では煙の濃度が高くなりすぎて、逆に体に良くありません。

「サーキュレーターや換気扇などを使って、空気の流れを作るのもおすすめ」

安定した場所に置いて、倒れないようにする
「線香は専用の線香皿やホルダーにしっかりと固定し、ぐらぐらしない安定した場所に置いてください」
畳の上などは不安定になりがちなので、耐熱性のある平らな場所を選びましょう。

「近くにカーテンやティッシュ、紙類など、燃えやすいものがないかもよく確認を」
もし倒れたとしてもすぐに燃え広がらないような環境を作っておくことが大切。

使用中はできるだけそばにいる
「蚊取り線香は長時間燃え続けるため、つい「大丈夫だろう」と思って放置しがち」
万が一のことを考えて、できるだけ目の届く場所で使用するのがおすすめ。

「就寝中にたくのはおすすめできません」
眠っている間に線香が倒れたり、煙が体に悪影響を与えてしまうリスクもあります。
どうしても夜中に蚊を防ぎたいなら、電気式の蚊取り器やワンプッシュ式の殺虫剤に切り替えるのも一つの方法。

子どもやペットの手の届かない場所に置く
「ちょっと目を離したすきに…!と最も恐ろしいのは、蚊取り線香の危険性」
火で火傷という可能性もあります。仕切りや柵などでしっかりガードしましょう。
基本原則は『見えない・届かない・触れない』です。

室内におすすめの蚊取り線香
「室内でも安心して使える蚊取り線香って、どれがいいの?」
そんな方にぴったりの、香りや成分、使い心地までこだわった2つの蚊取り線香をご紹介します。
どちらも煙やにおいがやさしめで、室内でも使いやすいのが魅力。

関連リンク
フマキラー 虫よけアロマ線香
「いい香りに包まれながら、しっかり虫よけ」
「蚊取り線香って、独特のにおいが苦手…」という方にぜひ試していただきたいのが、フマキラー 虫よけアロマ線香。
名前のとおり、アロマのようなやさしい香りが特徴で、煙たさが少なく、室内でも快適に使えます。

「見た目もおしゃれなので、インテリアにこだわりのある方にもおすすめ」
しっかり虫よけ成分が配合されていて、効き目もバッチリ。虫対策をしながら、ちょっとした癒しの空間も演出してくれます。
「香りを楽しみながら虫対策したい方」「室内で使いたい」という方にもぴったり。

「フマキラー 虫よけアロマ線香の口コミと評判は、下記のような感じ」

ライオンケミカル 昔ながらの天然除虫菊蚊取り線香
「自然派志向のやさしさで選ぶ蚊取り線香」
「できるだけ自然なもので虫よけしたい」そんなナチュラル志向の方に根強い人気を誇るのが、ライオンケミカルの昔ながらの天然除虫菊かとり線香。
その名の通り、昔ながらの除虫菊(シロバナムシヨケギク)から抽出した天然成分を使っているので、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも使いやすいのがうれしいポイント。

「煙のにおいもどこか懐かしくて、ほんのり優しい香り。昭和レトロな雰囲気も楽しみながら、しっかり蚊を遠ざけてくれます」
化学成分に敏感な方」にもおすすめ。
ライオンケミカル 昔ながらの天然除虫菊蚊取り線香の口コミと評判は、下記のような感じ。

安全に使うためのNG行動(室内で蚊取り線香を使うとき)
「以上のポイントをおさえておけば、蚊取り線香をより安全に、そして安心して使うことができます」
このあと、室内で使う際に“やってはいけないNG行動”をまとめているので、あわせてチェックしてみてください。」

📌部屋を締め切ったまま使うのはNG
⚠️「蚊を逃がしたくないから…」と窓を閉めたまま焚いてしまうと、煙がこもってしまい、目や喉がチクチクすることがあります。5cmでも窓を開けるだけで、空気が入れ替わってぐっと快適になります。
📌寝ている間の“焚きっぱなし”は危険
⚠️つい「大丈夫だろう」と思ってしまいがちですが、就寝中の使用は避けましょう。煙の影響を受けやすくなるだけでなく、倒れたときに気づけません。夜は電気式の蚊取り器など、火を使わないものに切り替えるのが安心。
📌外出中の“つけっぱなし”は絶対にNG
⚠️「ちょっとコンビニへ…」という短い外出でも危険です。線香が倒れたり、近くの紙類に引火してしまう可能性があります。火を使っているときは、必ずその場で見守れる状態にしましょう。
📌カーテンや紙類など、燃えやすい物のそばに置かない
⚠️風でふわっと動いたカーテンが触れたり、紙くずが落ちてくるだけでも火が移ることがあります。まわりを少し片づけて“安全な空間”を作ってあげることが大切。
📌床に直置きして使うのは不安定
⚠️畳やカーペットの上は少しの揺れで倒れやすく、そのまま火災につながることも。耐熱性のある平らな場所に置き、専用ホルダーでしっかり固定して使いましょう。
📌ペットが触れられる場所は危険
⚠️犬や猫は好奇心いっぱいで、ちょんっと触れただけでも線香が転がってしまうことがあります。仕切りを使う・高い場所に置くなど、「近づけない環境づくり」を意識してあげると安心。
📌使用後の灰をそのままにしない
⚠️見た目は消えているようでも、灰の奥に火種が残っていることがあります。しっかり冷めたことを確認してから処理するようにしましょう。
まとめ

蚊取り線香は、昔から多くの家庭で親しまれている優れた蚊よけアイテム。室内で使うときには「安全に使う工夫」がとても大切になります。
煙がこもることで体調を崩したり、火の不始末で思わぬ事故につながったり…。便利な一方で、ちょっとした油断がトラブルにつながることもあります。
📌安全に、そして安心して使うためには
✅必ず換気をすること
✅安定した場所に設置すること
✅使用中は目を離さないこと
✅子どもやペットの手の届かないところに置くこと
といった基本的なポイントをしっかり押さえておきましょう。
これからの季節、蚊取り線香を上手に活用して、蚊のストレスから解放される快適な暮らしを楽しんでくださいね。
以上、「【実際に調べた】蚊取り線香を室内・部屋の中でたく時の危険性」でした。
Q. 蚊取り線香って、室内で使っても大丈夫?
A. はい、室内で使うことは可能ですが、必ず換気をしながら使いましょう。蚊取り線香の煙には「ピレスロイド」という殺虫成分が含まれており、人には害がないとされていますが、閉め切った部屋では煙がこもって空気が悪くなり、目や喉に刺激を感じることもあります。とくに、小さなお子さんや高齢者、アレルギーや喘息をお持ちの方がいる場合は注意が必要です。
Q. 蚊取り線香の火って危なくないの?
A. はい、火を使う以上、火災のリスクはゼロではありません。蚊取り線香はうっかり倒れたり、近くに紙やカーテンがあると火が燃え移る危険性もあります。使用する際は、安定した場所に設置し、まわりに燃えやすいものがないか確認しましょう。また、就寝中の使用や無人の部屋での使用は絶対に避けてください。
Q. ペットがいる部屋で蚊取り線香を使っても大丈夫?
A. 一般的に、犬や猫にはピレスロイド系の成分は大きな害はないとされていますが、ペットは人間より体が小さく嗅覚も敏感なため、煙に負担を感じる可能性があります。使う際はしっかりと換気し、ペットが線香に触れられないように注意してください。倒して火災の原因になることもあるため、ペットが届かない場所での使用が鉄則です。
Q. 赤ちゃんや小さな子どもがいる場合、蚊取り線香は使ってもいい?
A. 使用は可能ですが、注意が必要です。赤ちゃんや小さな子どもは体が小さく、呼吸器や免疫も未発達なので、煙の影響を受けやすいです。また、煙は下にたまりやすいため、ハイハイする赤ちゃんが吸い込みやすいという点にも注意しましょう。安全のためにも、線香に触れられない位置に設置し、必ず換気をしながら使うことが大切です。
Q. 蚊取り線香を安全に使うには、どんなポイントに気をつければいい?
A. 以下のポイントを守ることで、蚊取り線香を安全に使うことができます:
-
こまめな換気を心がける(窓を少し開けるだけでも◎)
-
安定した、燃えにくい場所に設置する
-
使用中はできるだけ近くにいる(就寝中や留守中の使用は避ける)
-
子どもやペットの手が届かない場所に置く(仕切りや柵があると安心)
Q. 室内向けのおすすめ蚊取り線香はある?
A. はい、室内でも安心して使える、煙やにおいがやさしめの蚊取り線香をご紹介します。
●フマキラー 虫よけアロマ線香
アロマのようなやさしい香りで、見た目もおしゃれ。お香感覚で使えるので、リラックスしながら虫よけができます。口コミでも「香りが良い」「選べる香りが楽しい」と高評価!
●ライオンケミカル 昔ながらの天然除虫菊蚊取り線香
天然成分を使用したナチュラル志向の一品。煙のにおいもやさしく、レトロな香りに癒されます。赤ちゃんやペットがいるご家庭にも人気で、「室内でも目や喉に刺激を感じにくい」との声も多数。
Q. 蚊が気になる夜、寝ている間に蚊取り線香をたいてもいい?
A. 就寝中の使用はおすすめできません。煙がこもって健康に影響を与えるだけでなく、万が一倒れた場合に火災のリスクもあります。夜間は電気式蚊取り器やワンプッシュ式の殺虫剤を使うと安心です。
Q. 蚊取り線香と電気式蚊取り器、どちらが効果的?
A. どちらも蚊を寄せつけない効果はありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
蚊取り線香は煙と香りで空間に広く広がるため、屋内外問わず即効性があるのが特徴。一方、電気式蚊取り器(マット式や液体式)は煙が出ないため室内向きで、睡眠中やペット・子どもがいる空間でも使いやすいです。
どちらが向いているかは使う場所と目的によります。例えば、
-
短時間だけ使いたい → 蚊取り線香
-
夜間や長時間の使用 → 電気式の方が安全
といった使い分けがおすすめです。
Q. エアコンをつけたまま蚊取り線香を使っても大丈夫?
A. はい、使えますがいくつか注意点があります。
エアコンを使用しているときに蚊取り線香をたくと、風の流れによって煙が偏ったり、換気が不十分になったりすることがあります。
そのため、以下の点に気をつけましょう:
-
窓を少しだけ開けるなど、空気の流れを作る
-
エアコンの風が直接蚊取り線香に当たらないようにする
-
換気扇やサーキュレーターと併用すると◎
また、空気清浄機と一緒に使うと煙や香りを除去してしまうことがあるので、併用は避けたほうがよい場合もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 換気不足による影響 | 閉め切った室内で使用すると、煙がこもってしまい、目や喉に刺激を感じることがあります。 特に小さなお子さん、高齢者、アレルギーや喘息持ちの方は注意が必要です。 使用中は必ず窓を開け、風通しの良い環境を保ちましょう。 |
| 火災のリスク | 蚊取り線香は火を使うため、倒れたり燃えやすいものが近くにあると火災の原因になります。 就寝中や外出中の使用は避け、常に目の届く場所で使いましょう。 |
| ペットへの影響 | ピレスロイド成分は基本的に犬猫には害がないとされていますが、煙や匂いが強いとストレスになることも。 換気を十分に行い、ペットが倒さないような安全な場所に設置しましょう。 |
| 赤ちゃん・子どもへの影響 | 赤ちゃんは煙を吸い込みやすく、やけどのリスクも。 手が届かない場所で使用し、煙がこもらないよう配慮を。 |
| 安全に使うポイント | ・換気をしながら使用 ・安定した場所に置く ・使用中はできるだけそばにいる ・子どもやペットの手が届かない場所に設置 |
| 室内におすすめの蚊取り線香 | ●フマキラー 虫よけアロマ線香:アロマの香りで室内でも快適、見た目もおしゃれ ●ライオンケミカル 天然除虫菊蚊取り線香:自然派志向で、煙もやさしい香り。小さなお子さんやペットにも安心 |
