秋刀魚を網焼きしようとすると、「皮が網にくっついてボロボロになってしまった…」なんて経験ありませんか?
実は私も以前はよく失敗していて、せっかくの旬の味覚が見た目も味も残念な仕上がりに…。
ほんのひと手間を加えるだけで、皮がくっつかずに驚くほどきれいに焼けます。
今回は、そんな秋刀魚の網焼きを失敗なく、美味しく仕上げるための「皮がくっつかない裏ワザ」をご紹介します。
我が家で大活躍している「イワタニ 炉ばた焼器 炙りや」を使った焼き方も合わせてご紹介!
これを読めば、秋刀魚をもっと手軽に、もっと美味しく楽しめるようになります。
- 手軽に本格網焼きが楽しめる「イワタニ 炉ばた焼器 炙りや」
- 輻射熱で美味しく焼き上げるから、魚も肉もふっくらジューシー
- 秋刀魚の旬と、美味しい塩焼きの魅力
- なぜ皮が網にくっついてしまうのか?皮が剥がれない焼き方
- 熱凝着とは?
- 酢を使って皮のくっつきを防ぐ方法
- 酢を使った「くっつかない焼き方」実際に秋刀魚を網焼きしてみた
- 酢以外に使える「皮がくっつかない工夫」
- 炙りやの魅力は秋刀魚だけじゃない!焼肉や焼き鳥も美味しく焼ける
- お手入れ簡単でいつでも清潔に使える
- まとめ|ちょっとした工夫で、秋刀魚はもっと美味しくなる
参考リンク
手軽に本格網焼きが楽しめる「イワタニ 炉ばた焼器 炙りや」
「秋刀魚を焼くのに今回使用したのが、イワタニから発売されている炉ばた焼器炙りやという卓上型の焼き器」
「炙りや」は、名前の通り炉端焼きのような本格的な網焼き調理を、ご家庭でも手軽に楽しめる便利な調理器具。
最大の特徴は、カセットボンベ式のガス燃料を使っていること。
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「炭火のように火起こしの手間がなく、スイッチを回せばすぐに加熱がスタートできるので、誰でも気軽に網焼き料理を楽しめます」
「炭を起こすとなると、それなりの準備と時間、そして煙や後片付けの手間が気になります」
「炙りや」なら、そうした手間を一切省きつつ、焼き上がりの味わいはまるで炭火焼きのように香ばしく仕上がります。
輻射熱で美味しく焼き上げるから、魚も肉もふっくらジューシー
「炙りやが他の卓上コンロと違うのは、輻射熱で焼き上げる構造になっているところ」
ガスの火が直接食材に当たるのではなく、内蔵された輻射板(放射板)を加熱し、その熱で食材をじっくりと焼き上げる仕組みになっています。
「輻射熱による加熱は、炭火焼きに近い熱の伝わり方」
直火と違って食材が焦げにくく、外はパリッと、中はふんわりとした焼き上がりになります。
魚や焼き鳥など、表面を香ばしく仕上げたい料理にはぴったり。
秋刀魚の旬と、美味しい塩焼きの魅力
「秋刀魚の旬は、一般的に9月〜10月のわずか1ヶ月ほどといわれています」
8月の終わり頃から、北海道・釧路周辺で水揚げが始まり、徐々に南下して三陸沖や気仙沼へとやってきます。
この時期に獲れる秋刀魚は脂がのっていて、まさに絶品。
塩焼きにすれば、秋の訪れを感じさせる格別な味わいが楽しめます。
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旬の時期
9月末~10月。この頃には脂肪が約20%に達し、秋の味覚として脂ののった良いサンマとなります。
「秋刀魚は刺身やフライ、蒲焼き、煮付けなどいろいろな調理法があります」
今回「網焼き」で秋刀魚を堪能してみました。
なぜ皮が網にくっついてしまうのか?皮が剥がれない焼き方
「秋刀魚に限らず、魚を網で焼くと皮がはがれてしまうことがあります」
「熱凝着(ねつぎょうちゃく)」という現象が関係しています。
熱凝着とは?
「魚の皮や表面のタンパク質が、加熱されることで変性し、網の金属部分にくっついてしまうことを指します」
魚の皮にはコラーゲンが豊富に含まれており、これが網に触れて熱されると一時的に粘着性が生まれます。
網が高温になっていると、この反応が一気に進み、焼いている途中で皮が剥がれてしまいやすくなります。
酢を使って皮のくっつきを防ぐ方法
「酢(お酢)には酸性の性質があり、魚の表面にあるタンパク質と反応して表面を軽く凝固させる作用があります」
これにより、皮のタンパク質が網に触れる前に硬くなり、金属との粘着が起こりにくくなります。
酢は熱によって揮発するため、焼き上がった秋刀魚に酢の風味が残ることはありません。
味に影響を与えることはほとんどなく、皮がパリッと焼き上がるというメリットだけが得られます。
酢を使った「くっつかない焼き方」実際に秋刀魚を網焼きしてみた
「酢を使って秋刀魚をきれいに焼くための具体的なステップを、詳しくご紹介します」
実際に秋刀魚を網焼きしてみました。
用意するもの |
---|
生の秋刀魚(なるべく鮮度の良いもの) |
食塩 |
酢(米酢でも穀物酢でもOK) |
1️⃣網の予熱はしっかりと
✅焼き始める前に網はしっかり予熱しておくことが重要。網が温まっていないと、魚の皮が接着しやすくなります。
中火で3〜5分ほど予熱
✅網全体が均等に熱くなっているか確認
※予熱中に酢を塗るのはNG。高温の網に酢を塗ると蒸発してしまうため、予熱後にすぐ魚をのせる前に塗るのがベストタイミング。
2️⃣魚の水分をしっかり拭く
✅生の秋刀魚をやさしく水洗いし、表面の汚れや血を落とします。水気が多いと焼くときに蒸気が出て皮がべちゃっとなり、網に張り付きやすくなります。
✅洗ったあとはキッチンペーパーで丁寧に水分を拭き取ること
✅塩をして20分置いたあとの水分も、しっかり拭き取りましょう
3️⃣酢は「薄く・均一に」塗る
✅酢は塗りすぎると、魚の表面のタンパク質が固くなりすぎてしまいます。すると、焼き上がりの身が硬くなる原因になります。
おすすめの塗り方
✅ハケ(またはキッチンペーパー)を使って、うっすらと表面全体に塗るイメージで
✅塗るのは「皮のある面」だけでOK
✅網の方にも、同じように薄く酢を塗るとさらに効果的
4️⃣火加減は「弱火〜中火」でじっくり
✅火が強すぎると、魚の表面だけが焦げて中は生、そして皮が焦げて網にくっつきやすくなります。
✅初めは弱火でじわじわと熱を通す
✅途中で中火にして焼き色をつける
✅焦げつきが心配なときは、途中で少量の酢を網の下に追加しても◎
5️⃣焼き始めたら、途中で動かさない!
✅魚を網にのせてすぐに動かしたくなりますが、これはNGです。動かすと皮が破れる原因になります。
のせたらしばらく触らずにそのまま
✅焼けてくると、皮が自然と網から離れ始めます。そのタイミングでそっと返すと、きれいに焼けます
「皮がくっつくことなく、綺麗にこんがりと焼き上がるはず。ぜひ試してみてください」
酢以外に使える「皮がくっつかない工夫」
サラダ油をうすく塗る
✅酢の代わりに植物油(サラダ油やごま油)を網や皮に薄く塗るという方法もあります。こちらもくっつき防止に効果的ですが、少し風味が変わることがあるので、素材の味を重視したい場合は酢の方がおすすめ。
フッ素加工の焼き網を使う
最近は、くっつきにくいコーティングがされた焼き網も販売されています。炭火を使わず、卓上ガスグリルで焼く場合には、こうした専用網の使用も検討してみても良いでしょう。
炙りやの魅力は秋刀魚だけじゃない!焼肉や焼き鳥も美味しく焼ける
「イワタニの炉ばた焼器炙りやは秋刀魚だけでなく、焼肉や焼き鳥など美味しく焼けます」
網焼きなので余分な脂が落ち、食材の旨味をしっかり引き出しつつ、ヘルシーに仕上がるのが嬉しいポイント。
「火加減もツマミで自由に調整できるので、焦げやすい野菜も安心」
ガス式なので煙も控えめ。
「しる受けプレートに水を張る構造になっているため、煙やにおいの発生も大幅に軽減されます」
「キャンプの際にテント内で焼肉を楽しむこともありますが、「炙りや」なら煙が少ないのでテント内でも比較的安心」
換気や火気には十分な注意が必要ですが、雨の日のキャンプでも使えるのは本当にありがたいです。
お手入れ簡単でいつでも清潔に使える
「調理器具って使い勝手も大事ですが、お手入れのしやすさも重要なポイント」
「炙りや」は構造がシンプルで、簡単に分解できる設計になっています。
網、輻射板、しる受けプレートなどはさっと取り外して水洗いOK。日々のお手入れもラクラクで、いつでも清潔に保てます。
「イワタニの炉ばた焼器炙りやの口コミと評判は、下記のような感じ」
まとめ|ちょっとした工夫で、秋刀魚はもっと美味しくなる
秋の味覚の代表格、秋刀魚の塩焼き。
香ばしい皮とふっくらとした身の美味しさは格別。
網焼きでの調理となると「皮が網にくっついてしまう」「見た目がボロボロに…」という悩みがつきもの。
今回ご紹介したように、魚や網に酢を薄く塗るというシンプルな裏ワザを取り入れるだけで、驚くほどきれいに、しかも美味しく焼き上げることができます。
イワタニの「炉ばた焼器 炙りや」は、炭を使わず、手軽に本格的な網焼きが楽しめます。
自宅での使用、庭バーベキュー、キャンプなどのアウトドアでも大活躍。
火加減の調整がしやすく、煙や匂いも抑えられる構造になっているので、場所を選ばず美味しい焼き魚や焼き肉を楽しめます。
秋刀魚の旬は短く、わずか1ヶ月ほど。
ちょっとしたコツと道具があれば、そのひとときをぐっと豊かに、そして美味しく味わうことができます。
以上、「【実際に調べた】さんまの皮が剥がれない&網焼きでくっつかない焼き方」でした。
Q:秋刀魚の旬はいつですか?
A:秋刀魚の旬は9月下旬から10月にかけてのわずか1ヶ月ほどです。この時期の秋刀魚は脂肪が約20%にもなり、塩焼きにすると最高の美味しさを楽しめます。
Q:なぜ秋刀魚の塩焼きは秋に食べたくなるのでしょうか?
A:秋刀魚の脂が最も乗る時期が秋だからです。塩焼きにすることで脂の旨みが引き立ち、秋の味覚として格別な味わいを楽しめます。
Q:秋刀魚の塩焼きを美味しく焼くポイントは?
A:網をしっかり予熱し、秋刀魚の水分を丁寧に拭き取り、酢を薄く塗ることで、皮がパリッと焼けて見た目も味も良く仕上がります。
Q:焼くときに皮が網にくっついてしまうのはなぜ?
A:魚の皮に含まれるタンパク質が高温で変性し、「熱凝着」という現象で網にくっついてしまうからです。
Q:秋刀魚の皮が網にくっつかないようにするには?
A:皮に薄く酢を塗ることで、タンパク質があらかじめ固まり、網への粘着を防げます。味への影響もほとんどありません。
Q:酢の代わりに使えるものはありますか?
A:サラダ油やごま油も代用可能ですが、風味が変わることがあります。素材の味を活かしたい場合は酢が最適です。
Q:網に酢を塗るタイミングはいつがベスト?
A:網を3〜5分ほど中火で予熱したあと、魚をのせる直前に塗るのがベストです。予熱中に塗ると酢が蒸発して効果が薄れてしまいます。
Q:秋刀魚の表面に酢を塗るときのコツは?
A:ハケやキッチンペーパーで「うっすら・均一に」塗るのがポイントです。塗りすぎると焼き上がりが硬くなる可能性があります。
Q:火加減はどのように調整すればいい?
A:最初は弱火でじっくり火を通し、途中から中火にして焼き色をつけるのが理想です。強火は焦げやすく、皮の剥がれの原因になります。
Q:焼いている最中に秋刀魚を動かしてもいいですか?
A:焼き始めてすぐに動かすのはNG。しばらく触らずに焼き、皮が自然に離れてきたタイミングで返しましょう。
Q:焼く前の下ごしらえで注意すべきことは?
A:水洗い後はキッチンペーパーで丁寧に水分を拭き取り、塩をふって20分ほど置いた後の水分も拭き取ることが重要です。
Q:皮がパリッと焼き上がる目安は?
A:焼いている途中で皮が網から自然に浮いてきたら焼き目がつき始めたサインです。そのタイミングで裏返せば、きれいに焼き上がります。
Q:フッ素加工の焼き網は効果がありますか?
A:はい。フッ素加工された網は魚の皮がくっつきにくく、焦げつき防止にもなります。卓上グリルで焼くときにおすすめです。
Q:酢を使った焼き方は味に影響がありますか?
A:酢は加熱中に揮発するため、味への影響はほとんどありません。香りや風味が残ることもなく、安心して使えます。
Q:市販のガスグリルでも美味しく焼けますか?
A:もちろんです。例えば「イワタニ 炉ばた焼器 炙りやII CB-ABR-2」などのカセットガス式グリルは、自宅でも本格的な網焼きが楽しめます。
Q:脂の乗った秋刀魚の見分け方はありますか?
A:体に厚みがあり、目が澄んでいて腹が固い秋刀魚は新鮮で脂が乗っています。尻尾までしっかり太いものを選ぶとよいでしょう。
Q:秋刀魚の調理法にはどんな種類がありますか?
A:塩焼き以外にも、刺身、蒲焼き、フライ、煮付けなどさまざまな方法がありますが、旬の時期は塩焼きが特に人気です。
Q:塩をふるタイミングはいつがいい?
A:焼く約20分前に塩をふるのがベストです。余分な水分が出て、魚の旨みが凝縮され、焼き上がりが美味しくなります。
Q:魚焼き網の掃除が大変です。簡単にする方法は?
A:焼き終わったらすぐに熱いうちにブラシでこすり、酢水や重曹水を使うとこびりつきが取れやすくなります。あらかじめ酢を塗っておくことで汚れもつきにくくなります。
項目 | 内容 |
---|---|
秋刀魚の旬 | 9月〜10月(特に9月末~10月が脂がのって美味) |
主な水揚げ時期と場所 | 8月末頃から北海道・釧路→三陸沖・気仙沼へ南下 |
おすすめの食べ方 | 刺身、フライ、蒲焼き、煮付け、特に塩焼きが絶品 |
網焼きの際の注意点 | 皮が網にくっつく「熱凝着」を防ぐための工夫が必要 |
熱凝着とは? | 魚のタンパク質が加熱により網に接着してしまう現象 |
皮のくっつきを防ぐ方法 | 魚と網の両方に「酢」を薄く塗布(焼き味に影響なし) |
焼き方のコツ① | 網はしっかり中火で3〜5分予熱(酢はその後に塗る) |
焼き方のコツ② | 魚の水気をよく拭き取る(塩を振った後の水分も) |
焼き方のコツ③ | 酢は薄く均一に塗る(皮のある面だけでOK) |
焼き方のコツ④ | 火加減は弱火〜中火、じっくり焼く |
焼き方のコツ⑤ | 焼き始めたら途中で動かさない。自然と皮が離れる |
その他のくっつき防止策 | サラダ油を薄く塗る/フッ素加工の網を使う |
おすすめ調理器具 | イワタニ 炉ばた焼器 炙りやII CB-ABR-2 → 楽天・Amazon・Yahooで購入可能 |
参考リンク |
今月の旬の素材(サンマ)|船橋市公式ホームページ |